榊原くじらの紙離滅裂

小説の下書きと設定。たまに愚痴。

ビートル

 ビートルのドアをたたく音に、論社東京支社の社員。二ノ宮尊徳は目を開ける。
「お迎えご苦労様」
 窓越しにそういうのは、褐色の肌に色無地(きもの)を着込んだ美女。
 つい、数週間前にコンビを組んだ、マリア・アプサラスという印系英人。
「終わったか?」
「ええ」
 二ノ宮はそれを聞くと、リクライニングを起こしロックを解除する。
「怪我は無いようだな」
「意外と紳士なのね?」
「まあな」
 照れたように二宮はいい、エンジンをかける。

 現在、東京支社が本社から与えられている任務は、東京でのテロのコントロールだ。
 一帝には、二帝のようなテロネットワークは存在せず、さらに、テロリスト間でカルテルや同盟を結ばないため、好き勝手、同時多発的にテロを起こす。
 だが、いたずらにテロを起こすのは、活動家を殺人者とラベルさせ、彼らの理想から民意が離れることを意味する。
 バカとはさみは使いよう。というわけである。
「マニフェストの連中、何だって?」
 信号で止まった二ノ宮は、助手席に座るアプサラスに尋ねる。
「塩川の件を持ち出したら、血相を変えたわ」
「なるほど、やつらも躍起だ」
 塩川官房副大臣令嬢誘拐殺人事件の犯人、木村美幸・滝川将臣の所属していたのがマニフェスト。しかも、その犯行は彼らの指示によるもので、その背後を嗅ぎ付けられないよう、現在も暗躍を続けている。
「決定打は、必要なときに使うものだ。いづれ、犯行は公にしなければならないが、それは今ではない。それを、論社という巨大な看板によって今日明日公表されては、元も子もない」
「驕れる平家も、風の前の塵ということか」
 尊大なため息をついて、車は走り出す。
「これからの仕事は?」
「本部からの社員――庶務二課のやつらと顔を合わせることになってる。定期報告だそうだ」
「なんで、私たちが?」
「上層部はうそをつく。指先はうそをつかない。理屈は通っているな」
 クツクツと愉快そうに笑う二ノ宮。
「まあ、本音は、俺らの品定めのようだ」
「品定め?」
「ああ、珠羽とシヴァ。名前ぐらいは聞いたことがあるだろう?」
 なるほど。
 アサプラスは合点がいく。
「本社のナンバーワンと、支社のナンバーワンで愉快な親睦会を開きたいのね?」
「愉快だったら、いいんだがな……」
「祈りましょう。主に」
 アサプラスはそういい、難儀しながらポケットの置くからロザリオを引っ張り出すと、数分主への祈りの文句を思い出そうと必死になったが五分後、
「アーメン」
 と、言う。
「敬虔なカトリックじゃないのかよ?」
「イギリスはカトリックじゃないわ」


続きを読む..
2007/03/30 | 10:26
プログラム(妹小説)コメント:0トラックバック:0

せりふ

「難しく考えすぎなんだよ。もっと、死ぬぐらい簡単に考えるのが、楽に生きる方法だよ?」
 どっちだよ。
 俺のツッコミは夜闇に消える

2007/03/27 | 20:45
台詞コメント:0トラックバック:1

南部工房製・警察正式採用銃

ニューナンブM00
・南部工業製
・現在、警察官に支給される。
・2000年にニューナンブM60に変わる、国産銃として竜王評議会の要請を受け製作。
・小型のため五発装填だが、M60からの反省から、本当に日本人に使いやすいよう、グリップが薄めに設計されているなど細かな部分での改良が多い。
・51mmと77mmの二タイプがある。
・マグナム弾が撃てる。
・シングル・ダブルアクション共に使えるが、シングル推奨。

オートナンブM10
・南部工業製
・警察に支給される自動拳銃。
・高級指揮官用で、グリップは手形を取ってのカスタムメイド。
・グリップの自由な設計のため、モーゼルのようにしたマガジンがトリガーの前方にあるが、遊底によって反動が少ない。
・弾の装填数は20発。30発の特別仕様もあるが、正直大きさがかさむため使いにくい。
・ボディーアーマーを貫通するボトルネック型の銃弾を使用するため、防犯のためシリアルナンバーつきでどこから紛失したか分かるようになっている。

2007/03/26 | 21:49
プログラム(妹小説)コメント:0トラックバック:0

意味もなく、妹から人物を拝借して、自分からは何も出さない小説

【前回までのアナザープログラム・王国編】
ロンシャー革命軍とヘンセイ帝国は交戦の真っ最中だった。
出城に立て篭もった革命軍は意外に強い。長引く戦局に苛立ちを覚え始めた、皇帝トガワは一計を案じる。それは、長引く戦闘で兵糧がつきかけているであろう敵軍の将軍、ロンシャー君を宴会に招き、その豊富な料理を見せつけ、兵糧の差を見せ付けようというのだった。
 ロンシャー君将軍は宴会にやって来たのだが……。

*****

――1

「それでは、僕はこれで」
 ロンシャー君将軍はそういって、席を立つ。
「今日は楽しかったですよ?」
 彼はそういい、会場を去った。

「成功でしょうか?」
 誰もいなくなった、宴会会場に一人立つ皇帝、トガワにモトキは尋ねた。
「失敗だな」
 トガワは苦笑する。
「はぁ?」
 どうして、そんな結論が出たのかわからないモトキ。
 トガワはテーブルの上の料理を指差した。
「わかったか?」
 その言葉に、モトキは納得した。
 ロンシャー君の皿。それぞれ、少しづつ、料理が残っている。
「腹は減っていない。まだまだ、兵糧は尽きていないようだ。これは、もう少し粘ったほうがいい」
 トガワ皇帝は笑みをこぼす。
「食えぬ男だ。ロンシャー君」


――2

「将軍……」
 戻ってきた将軍を心配そうに見つめてくるニシカワ。
「大丈夫でしたか? お怪我は?」
「いや、本当に宴会だった」
 その言葉に、ニシカワは安心する。
 ニシカワは、宴会の真の目的を暗殺だと一番主張していたのだから、その安心は人並みのものではない。
「どうやら、我々の兵糧事情を探ろうとしたらしい。もう十日だ。尽きて、不思議じゃない」
「では……」
「しょうがないから、見せ付けてやったさ。一口づつ、料理を残してきてやった。どうだ、妙案だろう?」
 ロンシャー君の言葉に、ニシカワはのどを詰まらせる。
「すまんな。みんなに悪いとは思っていたが」
「いえ、正しい判断です」
 ニシカワは絞りだすような声で言う。
 あと三日、ここで持ちこたえなければならない。
 彼らをここに釘付けにし、その間に後ろから友軍のソニア自治国が攻め込み、ヘンセイ帝国を滅ぼす。そのため、あと三日はここに彼をくぎづけにしていく必要がある。
「あと三日」
 ニシカワはその言葉を改めて口にする。
 それは最低でも、自身が食料を口に入れられない時間。
 ロンシャー陣営はすでに食料がつきかけていた……


続きを読む..
2007/03/24 | 21:55
練習小説コメント:0トラックバック:0

相似と合同

「日本において、似ているということは、同じ、ということだ」
「意味が見えない」
 ガイアの言葉に、胡蝶はあきれたように大仰にため息をついてみせる。
「大国主と大黒天だ。どちらも、音がダイコク――これを、音が通じるという。故に、両神は同一視される。それに、人の形をした土偶は自分自身。故に、自身の疾患部位を穿つことで病は完治する。小学生でも知っている。それが、今になって表層化しても、おかしくはない」
「だが……」
 ガイアは口ごもる。
「因果か?」
「そう、原因です。その、思想が表層化する因果。彼女だけでは」
「因果律は低すぎるわね」
 白い手が、机にコーヒーとホットサンドの乗ったプレートを置いた。
 二人の視線が、その手の主に向かう。
「ひひる……」
 胡蝶が驚きの声を上げる。
「何でここに?」
「なんでって、私は毎日ここで朝食をとってるわ。秘密の話をしようと、変にいつもと違うところに来たあなたの負け」
 何の勝負なんだ。と、胡蝶は思うが、口でひひるに敵うわけもないので黙る。
「それにしても、胡蝶らしからぬ実に明瞭な答えね」
「けなしてるの?」
「いぇネ、ミギのいったことをそのまま、ガイアに言うのもどうかと思うって言う話よ」
「ミギって……」
 不機嫌そうに胡蝶の眉間にしわがよる。
 恋人をミギ呼ばわりされたのだから、当然の反応か。
「不機嫌そうね?」
「いいわ、ここが中国だと思う方向性にする」
「それが賢明ね」
 ひひるは胡蝶の言葉に満足そうに微笑み、ガイアの隣に座る。
「ひひるさんの意見は?」
「そうね――」


続きを読む..
2007/03/22 | 09:18
近代科学幻想曲コメント:0トラックバック:1

言ったわ(BlogPet)

サンタクロースの不在を知ったの?
昔房之介が、ネットでない周囲とクレヨンとか、周囲をシヴァしなかったよ
 サンタクロースの不在を知ったのは「昔、サンタクロースや、トイレと、周囲をシヴァしなかったのは九時をすぎて、一人でよるトイレに行けるようになって……」
それから……


「昔、サンタクロースや、庶務と南国などをシヴァしたかったとき」
「言ったわ」

 シヴァは彼女の後ろの席で言う


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「房之介」が書きました。


2007/03/19 | 10:37
BlogPetコメント:0トラックバック:0

タイトル草案

・タイトル草案(たいとるそうあん)

・唄話(うたばな)
・贋作翼悪魔(ガーゴイル)
・茉莉歌(まつりか)
・吸血刀(エペタム)

・D.C.(ダ・カーポ)
・CODA
・五線譜の奏でる未来によせて(ごせんふのかなでるみらいによせて)
・Capriccioso!(カプリッチオーソ!)
1/21追加分

・虹色の十字架
・剱譚
・無首女騎士(デュラハン)
1/23追加分

・彷徨わない99匹の羊
・庭園の林檎の木
2/4追加分

・U−18(アンダー・エイティーン)
・後賢故実
・19box(ジュークボックス)
9/16追加分

・平成魔女伝説
・無罪の時代
・西欧聖教演義616
・ΠΡΟΓΡΑΜ
2007/3/18追加分


続きを読む..
2007/03/18 | 12:24
設定コメント:0トラックバック:0

サンタクロース

 サンタクロースの不在を知ったのはいつの頃からだったらだろう。
 それは、クレヨンを使わなくなって、一人でよるトイレに行けるようになって……それから……。

「昔、サンタクロースを信じてたわ」
 珠羽はけだるそうに言う。
 庶務三課の室内は九時をすぎて、残業の珠羽と同居人のシヴァがいるだけ。電気も彼女の周囲しかついていない。
 日にちは12月20日。雪の振らない、南国。
「ダウト」
 シヴァは彼女の後ろの席で言う。
「自分で言ってただろう。キリスト教のない世界から来たって」
「言ったわ。でも、それは大昔のことよ。今言ったのは『昔』、初めて世界を渡ったとき」
「最初の世界は?」

2007/03/13 | 18:07
設定コメント:0トラックバック:0

房之介は榊原くじらがバーはロック♪(BlogPet)

房之介は榊原くじらがバーはロック♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「房之介」が書きました。


2007/03/05 | 10:38
BlogPetコメント:0トラックバック:0

地獄

非常に電波な設定だと思うので、隠しておきます。

続きを読むからどうぞ。

続きを読む..
2007/03/03 | 08:27
設定コメント:0トラックバック:0

Copyright © 榊原くじらの紙離滅裂 All Rights Reserved. Powered By FC2. 
Template Desingned by ちょwwwのけものオンライン?
ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 専門学校