国立調査委員会
「科学で何ともならないのなら、魔法を使えばいいのよ」
その言葉は、不思議と神秘的で、心の中にとけ込んでいく。
「馬鹿なことを」
西尾が忌々しげに口を挟む。
「そんな、非論理的な事を評議会が承認するとでも?」
「西尾。負け犬の遠吠えにしか聞こえませんよ」
言ったのは三沢。
西尾は顔を真っ赤に染めて踵を返し部屋を出て行く。そんな彼の様子を、三沢は困った子ですね、とでも言うような表情で安に微笑みかける。
「だが、非論理的なことは変わってないよ?」
三沢が言う。
「魔術が非論理的など、前時代的な考えはおやめ下さい。魔術にも、魔術の論理があります」
「なるほど。それで、君の理論は?」
その言葉は、不思議と神秘的で、心の中にとけ込んでいく。
「馬鹿なことを」
西尾が忌々しげに口を挟む。
「そんな、非論理的な事を評議会が承認するとでも?」
「西尾。負け犬の遠吠えにしか聞こえませんよ」
言ったのは三沢。
西尾は顔を真っ赤に染めて踵を返し部屋を出て行く。そんな彼の様子を、三沢は困った子ですね、とでも言うような表情で安に微笑みかける。
「だが、非論理的なことは変わってないよ?」
三沢が言う。
「魔術が非論理的など、前時代的な考えはおやめ下さい。魔術にも、魔術の論理があります」
「なるほど。それで、君の理論は?」
受験したいです(BlogPet)
最強
◆最強の男に与えられる十の称号。
榊原 鯨→榊原くじらではない。
小野 善鬼
三澤 麒麟
沙彌 房之助
薬師寺 左利(さとし)
真壁 誠一郎
法安
犬堂 吉量
六波羅 二臈(じろう)
後藤 九日(きゅうか)
・それは、称号であり、名であり、彼である。
榊原 鯨→榊原くじらではない。
小野 善鬼
三澤 麒麟
沙彌 房之助
薬師寺 左利(さとし)
真壁 誠一郎
法安
犬堂 吉量
六波羅 二臈(じろう)
後藤 九日(きゅうか)
・それは、称号であり、名であり、彼である。
きょうは(BlogPet)
ネコ善鬼
「善鬼?」
声をかけると、原稿用紙を枕に寝ていた黒ネコは、けだるそうに「にゃー」と人間の声で鳴く。
「暇だ」
「そりゃね」
三沢はクスリと微笑する。
善鬼の首には現在ラッパ状の器具が巻き付けられている。ネコの善鬼を人医に見せるわけにもいかず、獣医に行った結果がこれ。
「これじゃ、外にも行けない」
「メグちゃん、泣いて悲しむよ」
続きを読む..
声をかけると、原稿用紙を枕に寝ていた黒ネコは、けだるそうに「にゃー」と人間の声で鳴く。
「暇だ」
「そりゃね」
三沢はクスリと微笑する。
善鬼の首には現在ラッパ状の器具が巻き付けられている。ネコの善鬼を人医に見せるわけにもいかず、獣医に行った結果がこれ。
「これじゃ、外にも行けない」
「メグちゃん、泣いて悲しむよ」
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ファンタジー談義
第一回 貨幣
【貨幣】
基本、ハイファンタジーに属するのなら、世界観がまるで違ってくるが、とりあえずそれなりの経済が発展していたなら、当然貨幣が必要となる。
【貨幣の有無】
貨幣は物々交換より円滑に経済活動を行わせるものである。
物々交換を少し発展させると、物と物の間を何かで仲立ちさせる物品貨幣が表れる。日本は古来より、絹布、米などが用いられ、世界的にも、貝、石銭があったとされる。
さて、金属の所謂貨幣が現れるのは紀元前七世紀のリディアだと言われている。中国でも、紀元前三、四世紀頃には刀貨や布貨と呼ばれるような銭を作り始める。
その後も、様々な国で貨幣は造られ、既に紀元後には完全な貨幣制度が確立していたという認識でほぼ間違いはない。
ちなみに、日本の貨幣制は和同開珎から始まるが、貨幣が普及するのは鎌倉時代から、さらに浸透するのは江戸時代になってのことであり、さらにはその貨幣制度も江戸と大坂ではまるで別国のように異なるもの(交換レートでさえ存在した)であったので、日本全域を網羅する貨幣制は明治時代まで待たなければならない。
【貨幣の価値】
貨幣の価値は、世界設定の上で重要である。たとえば、酒をいっぱい頼み、いくら払うか。それが、重要なこととなってくる。
センスのない人だと対外『一円と同じぐらいの価値』で片付けてしまうようだが、正直それはないと思っている。
貨幣とは売買のさい使うものである。つまり、売買するものの価値以下の額面は必要ないのだ。わかりやすく言えば、近代日本には銭の単位で買い物をすることはないから、何銭の通貨はない。ファンタジーでは『うまいぼう』や『十円ガム』に相当するものは普通売ってないので、そこまで小さい必要はない。そこまで少額の価値のものを生産できるのは、もっと近代にならなくてはいけないからだ。
さて、わかりやすいように実例を使う。
和同開珎という、日本最古の貨幣がある。(富本銭という人も言うようだが、個人的にはあれは厭勝銭だと思っているので除外)
和同開珎は当初、一文(和同開珎一枚)で米が二キロ買える価値を持っていたと言われる。
米の価値は現在一俵(60kg)が15000円ぐらい、だから二キロだと500円相当。
正直、500円は大きすぎると、思うが、だいたい100円〜300円程度が妥当だと思う。
【貨幣の材質】
基本は金属だと思ってもらえればいい。金属は保存性・等質性・分割性・運搬性を備えるためであるし、宝石の一種であるため価値を見いだしやすい、と言うものもある。
さて、その中で何が良いかと言えば基本は、金、銀、銅の三種である。
貨幣の優劣としては、金>銀>銅が一般的だが、かつては金は砂金で流出し、銀は採掘のみの時代があったため、銀の方の価値が高かった時代がある(らしい)。
そのため、金と銀の価値を逆にするもの少し変則的でおもしろいのではないか、と思う。
さて、くせ者は銅である。
銅は、ほとんど青銅にして使うのが一般的だが、この青銅というのがくせ者だ。
青銅は名の通り、青い金属『ではない』。青銅器などは、青く見えるが、あれは錆や緑青によってあのような色をしている。
青銅は錫との合金であり、その色はその錫の混入具合によって違う。錫が多いと、銅本来の赤銅色を形成し、下がるにつれ黄金色、白銀色になる。
(余談だが、弥生時代の銅剣などは黄金色、銅鏡などは白銀色である)
錫の含有量は上がるほど硬く、脆くなる。硬貨程度なら赤銅色、黄金色程度に抑えるのがよい。
さて、次はそれ以外の硬貨についてである。
金銀銅以外にも、かなり近代になってからだが、別の硬貨が現れる。
陶貨である。大戦中など、金属不足になったとき(主に敗戦傾向にある国に見られる現象だが)陶器の貨幣を造る。日本やドイツのものが知られており、京焼きやマイセンなど名だたる工房が製造した。
逆に古代だと、石などもある。
昔はポリネシアの巨大な石のお金が有名だったけど、今はどうなんだろう?。お金じゃない結論になったのか、資料がないので割愛ですが、石でもいい。
もっとも、石も陶器も脆いため、あまり普及はしない。
【形】
円形が基本に思えるが、正直そんなことはない。
だが、円形が昔から多いのは事実だろう。
中国の影響か、東洋では円形に四角い穴が開いたものが多い。なぜかは知らないが、おそらく、鋳造で作るので、そのとき発生するバリを除去するため。四角い棒にガショガショ刺し貫いてガチャガチャ取り除くんだと思う。穴が四角いから、周りをヤスリとかで削ってもお金が回らないと言う利点。
逆に、西はプレスが主流で、円形よりは少しいびつな形をしている。
【貨幣単位】
だんだん、収拾がつかなくなってきているが、単位についてである。
特には言うことはない。
貨幣単位は大概、重さと同じだったり、または、価値の基準となるものの単位と同じなので、それほど悩むことはない。
ただ、イスラム社会においては、ウマイヤ朝ぐらいまで独自の貨幣を持たなかった歴史があるので、その辺は少し覚えているといい。
ちなみに、余談で日本、中国、韓国の通貨単位「円」「元」「ウォン」は実はほぼ同じ意味の言葉である。
【終わり】
【貨幣】
基本、ハイファンタジーに属するのなら、世界観がまるで違ってくるが、とりあえずそれなりの経済が発展していたなら、当然貨幣が必要となる。
【貨幣の有無】
貨幣は物々交換より円滑に経済活動を行わせるものである。
物々交換を少し発展させると、物と物の間を何かで仲立ちさせる物品貨幣が表れる。日本は古来より、絹布、米などが用いられ、世界的にも、貝、石銭があったとされる。
さて、金属の所謂貨幣が現れるのは紀元前七世紀のリディアだと言われている。中国でも、紀元前三、四世紀頃には刀貨や布貨と呼ばれるような銭を作り始める。
その後も、様々な国で貨幣は造られ、既に紀元後には完全な貨幣制度が確立していたという認識でほぼ間違いはない。
ちなみに、日本の貨幣制は和同開珎から始まるが、貨幣が普及するのは鎌倉時代から、さらに浸透するのは江戸時代になってのことであり、さらにはその貨幣制度も江戸と大坂ではまるで別国のように異なるもの(交換レートでさえ存在した)であったので、日本全域を網羅する貨幣制は明治時代まで待たなければならない。
【貨幣の価値】
貨幣の価値は、世界設定の上で重要である。たとえば、酒をいっぱい頼み、いくら払うか。それが、重要なこととなってくる。
センスのない人だと対外『一円と同じぐらいの価値』で片付けてしまうようだが、正直それはないと思っている。
貨幣とは売買のさい使うものである。つまり、売買するものの価値以下の額面は必要ないのだ。わかりやすく言えば、近代日本には銭の単位で買い物をすることはないから、何銭の通貨はない。ファンタジーでは『うまいぼう』や『十円ガム』に相当するものは普通売ってないので、そこまで小さい必要はない。そこまで少額の価値のものを生産できるのは、もっと近代にならなくてはいけないからだ。
さて、わかりやすいように実例を使う。
和同開珎という、日本最古の貨幣がある。(富本銭という人も言うようだが、個人的にはあれは厭勝銭だと思っているので除外)
和同開珎は当初、一文(和同開珎一枚)で米が二キロ買える価値を持っていたと言われる。
米の価値は現在一俵(60kg)が15000円ぐらい、だから二キロだと500円相当。
正直、500円は大きすぎると、思うが、だいたい100円〜300円程度が妥当だと思う。
【貨幣の材質】
基本は金属だと思ってもらえればいい。金属は保存性・等質性・分割性・運搬性を備えるためであるし、宝石の一種であるため価値を見いだしやすい、と言うものもある。
さて、その中で何が良いかと言えば基本は、金、銀、銅の三種である。
貨幣の優劣としては、金>銀>銅が一般的だが、かつては金は砂金で流出し、銀は採掘のみの時代があったため、銀の方の価値が高かった時代がある(らしい)。
そのため、金と銀の価値を逆にするもの少し変則的でおもしろいのではないか、と思う。
さて、くせ者は銅である。
銅は、ほとんど青銅にして使うのが一般的だが、この青銅というのがくせ者だ。
青銅は名の通り、青い金属『ではない』。青銅器などは、青く見えるが、あれは錆や緑青によってあのような色をしている。
青銅は錫との合金であり、その色はその錫の混入具合によって違う。錫が多いと、銅本来の赤銅色を形成し、下がるにつれ黄金色、白銀色になる。
(余談だが、弥生時代の銅剣などは黄金色、銅鏡などは白銀色である)
錫の含有量は上がるほど硬く、脆くなる。硬貨程度なら赤銅色、黄金色程度に抑えるのがよい。
さて、次はそれ以外の硬貨についてである。
金銀銅以外にも、かなり近代になってからだが、別の硬貨が現れる。
陶貨である。大戦中など、金属不足になったとき(主に敗戦傾向にある国に見られる現象だが)陶器の貨幣を造る。日本やドイツのものが知られており、京焼きやマイセンなど名だたる工房が製造した。
逆に古代だと、石などもある。
昔はポリネシアの巨大な石のお金が有名だったけど、今はどうなんだろう?。お金じゃない結論になったのか、資料がないので割愛ですが、石でもいい。
もっとも、石も陶器も脆いため、あまり普及はしない。
【形】
円形が基本に思えるが、正直そんなことはない。
だが、円形が昔から多いのは事実だろう。
中国の影響か、東洋では円形に四角い穴が開いたものが多い。なぜかは知らないが、おそらく、鋳造で作るので、そのとき発生するバリを除去するため。四角い棒にガショガショ刺し貫いてガチャガチャ取り除くんだと思う。穴が四角いから、周りをヤスリとかで削ってもお金が回らないと言う利点。
逆に、西はプレスが主流で、円形よりは少しいびつな形をしている。
【貨幣単位】
だんだん、収拾がつかなくなってきているが、単位についてである。
特には言うことはない。
貨幣単位は大概、重さと同じだったり、または、価値の基準となるものの単位と同じなので、それほど悩むことはない。
ただ、イスラム社会においては、ウマイヤ朝ぐらいまで独自の貨幣を持たなかった歴史があるので、その辺は少し覚えているといい。
ちなみに、余談で日本、中国、韓国の通貨単位「円」「元」「ウォン」は実はほぼ同じ意味の言葉である。
【終わり】


