国家みたいな相続したの(BlogPet)
妄想PRG 理想の魔王編
〈登場人物〉
フサノスケ:勇者
ゼンキ:戦士
エリカ:魔法使い
ナオタカ:
〈セーブする前の流れ〉
衛兵のフサノスケは、光の王国の調査を依頼される。
光の王国は、実は魔王の罠。光の王国では多くの人が苦しめられていた。しかし、彼らは来たる日が来れば、苦しみから解放され真の平等の光が差すと信じている。
フサノスケが国へ戻ると、国は魔王の軍によって滅ぼされ、光の王国の領土となっていた。
魔王を滅ぼすべく、フサノスケは旅に出る。
途中、仲間に会う。
(中略)
伝説の装備によって、魔王城はついに門を開ける。城内を守る魔王の重臣達をバッサバッサと切り倒し、ついに城の最上階に着く。
扉を開ける一行。
しかし、王の間はうす暗い。人の気配も無く、不気味に静まりかえっている。
ゼ:「ダミーか?」
フ:「まさか」
エ:「否定の材料はないわ。もっとも、肯定の材料もないけどね。見落としてる道があるかも知れないわ。一度、戻りましょう」
踵を返そうとするエリカを直隆が制す。
ナ「合っている。ここが正真正銘、魔王の間だ」
直隆はそう言い、一歩一歩足音を立てながら壇上の玉座に向かう。
フ「お、おい」
進む直隆を房之助が追う。だが、階段状になっている王座の台座に一歩足を踏み入れたとたんに房之助の動きが止まる。
ゼ「おい、房之助……」
驚いて駆け寄ろうとする善鬼。
ナ「やめておけ」
背中を向けたまま、直隆が言う。
ナ「魔王への反抗を防ぐためのトラップの一つだ。壇上に上れるのは、ただ一人魔王のみ。それ以外のものは、そうやって身体が固まる」
直隆は玉座に座る。
ナ「すこし、遅くなったが。ようこそ、我が城へ」
(略す)
ナ「君たちは見てきただろう。悪しき王に虐げられる国を、善き王に治められる国を。世界は不平等だ。人はその国に生まれることを選べない。ランダムに振り分けられた国が、もし悪しき王の国なら不幸この上ない。だから、世界は一つにならなければならないんだよ。真に平等な国を」
ゼ「何が平等だ。貴様がやったのはただの破壊だ。人に不幸をまき散らして、楽しんだだけだろう」
ナ「不幸か……。統治者が一人では民に平等に幸福を与えることは出来ない。だが、幸福とは不幸と対称を成す相対的な概念だ。
誰かが不幸でなければ、私は幸福だと感じることは出来ない。
誰かが幸福でなければ、私は不幸だと感じることは出来ない。
そう、常に対称なのだ。
影があれば光があり、光があれば影がある。
そうだ、房之助。
分かるだろう。
全ての民が、平等に不幸ならば、そう――あらゆる格差もなく誰もが底辺なら、それは普通なのだよ。プラスマイナスゼロの平等。
勇者房之助。
許せるか、許せないだろう?
だから、君は勇者なんだよ。
魔王の考えを、一つも理解できないお子様だ。
憎いだろう、私が。
それは、君は勇者だからだよ。
僕は、君のことを何とも思っていない。
勇者だろうが、平民だろうが関係ない。
僕の理想の国家の住民だ。
僕は、君には殺されない。だから、君を殺さない。
君は勇者だから僕を殺そうとするだろう。それは、剣を持つものの宿命だ。
剣を持ったが最後、殺されるまで殺し続けなければならない。
真の悪は誰だか分かるか、勇者殿。そう、分かるだろう。そろそろ、戦いの時間かな。
悪は、自らを滅ぼす正義に立ち向かわなければならない。道理だろう?」
〈戦闘開始〉
続きを読む..
逆説
「捜すのは無くしたから。無くすのは部屋が散らかっているから。綺麗な部屋では無くさない。だから散らかった部屋からしか、捜し物は見つからない」

